
シェムリアップ
カンボジアを代表する遺跡アンコールワットの玄関口となるシェムリアップはカンボジアの人気都市。周辺には200もの遺跡が点在しており、まさに『世界遺産の宝庫』です。 夕日に染まる伽藍として有名なアンコールワットはクメール王朝時代の国王スールヤヴァルマン2世が建立した寺院。東南アジアの寺院は東が正面になっているのに対してアンコールワットは西向きのため、「王廟」として建てられたとされる説もあります。おすすめの観光時間は夕暮れ時。一日の終わりを告げる西日が伽藍に当たり、遺跡全体が炎のように赤く染まる姿は圧巻です。朝日の光で黒いシルエットになる早朝も夕暮れとは違ったアンコールワットを楽しめます。
また江戸時代に武士がアンコールワットを訪れており、当時は「祇園精舎」と思われていたそうです。江戸時代の初期は鎖国令も出ておらず、アンコールワットを参詣した日本人がけっこういたそうです。その後アンコールワットは廃墟となって忘れ去られますが、19世紀になってフランス人の学者がジャングルの奥地に眠るアンコールワットを再発見します。アンコール遺跡にはアンコールワットの他にもアンコールトムやタプロームなどの魅力的な遺跡があります。江戸時代の日本人が感じた驚きを体験しにシェムリアップに出かけてみませんか?