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事故、スピード違反、盗難被害

ドライブ中に警察にとめられたらどうする？

アメリカサスペンスドラマの主人公でなくても、警察にとめられることはあります。一番多くあるケースはスピード違反です。もし警察にとめられたら、理由は分からなくても必ず減速して道路の脇の停車し、ハンドルの上に両手を置いたまま警察の指示があるまで待ちましょう。速やかに停車しない場合や指示なく車外に出た場合は厳罰の対象となる可能性があります。銃犯罪の多いアメリカでは、ダッシュボードにある財布をつかんだりポケットに手を突っ込んだりするような行動は、銃利用の恐れがあると判断され、警察が銃を抜くこともあるので注意が必要です。とにかく警察に警戒されないようにおとなしくしていることが大切です。

スピード違反で捕まったらどうなる？

開放的なアメリカドライブではついつい速度を出しすぎてしまうことがあります。パトカーが後方で赤と青のフラッシャー（自動点滅装置）やサイレンで停止の指示を出してきたら、速やかに車を右に寄せて停車します。フリーウェイを走行している場合は、一番右側の車線に移動して路肩に停車させ、ハンドルを握ったまま待機します。落ち着いて警察官の指示に従い、免許証やレンタカー契約書の提示、違反内容に関する質問にしっかりと応えましょう。黄色の違反チケットを受け取ったあと、数週間後に「罰金だけなら○ドル、罰金とトラフィックスクールなら○ドルを送りなさい」という簡易封筒が住所宛に送られてきますので、その通りに罰金を支払えば完了です。またカリフォルニア州などではトラフィックスクールに数時間通うことで執行猶予付きで減点を免除してくれる制度があるため、罰金に加えて授業料を払ってスクールに通うことができます（トラフィックスクールに通わなければ減点）。減点になると保険料が高くなり、また減点が積み重なると免許停止の可能性もあるので、多くの人がトラフィックスクールの授業を受けます。罰金の額は超過スピードによって異なりますが、通常は数百ドルの罰金となります。

一番多いのが駐車違反

旅行者が一番注意しなければならないのが駐車違反です。特にアメリカは駐車違反の取締りが厳しいので注意が必要です。土地の広い郊外ではほとんどの場所に無料の駐車場があるので駐車には困りませんが、都市部のダウンタウンでは有料の駐車場がほとんどです。短時間でも、路上に駐車すると、あっという間に駐車禁止のチケットが貼られ、罰金を請求されるので注意が必要です。アメリカでは駐車違反の取締りを民間企業に委託しているため、常に監視体制ができているので、都市部に駐車するときは必ず有料の駐車場を利用するようにしましょう。もしも駐車違反で罰金を請求されたら、できる限り早めに支払うようにしましょう。

もし事故に起こしたら

ドライブ中にもしも事故に遭ってしまったら、まず第一に行うのが負傷者の救助です。その後警察とレンタカー会社に連絡を入れ、事故の状況説明をします。警察から事故証明書もしくは証明書の請求番号をもらいましょう。それがないと保険が適用できません。
事故にあった直後、ほとんどの人が気が動転して正常な判断ができない場合があります。そのため、まずは気持ちを静めることが大切です。どちらが悪いかについて言い争いをすることは控え、その判断は保険会社、警察に任せることが懸命です。また自分に非があった場合でも、無闇に謝ったりするとその後のクレーム処理や訴訟問題で不利な立場にたたされることもあるので、謝罪の言葉はなるべく言わないようにしましょう。
とにかく大切なのは安全運転。前方の車を追い抜いたりはせず、ゆっくり慎重な運転でアメリカドライブを楽しみましょう。